どうもこんばんは。こんにちは。ヨジチチでございます。
世間では人手不足、人手不足と叫ばれていますが、その中でも特に人手不足が顕著に出ている業界、それが運送業です。
人手不足ランキングでもベスト3に入るほど、業界全体がアタフタしております。
引用:国土交通省
どの程度かと言うと、全業種の有効求人倍率1.46に対して、2.73と、約2倍の違いが出ています。
大手企業は違いますが中小企業では1年以内での離職率がバカ高いんですね。
※統計は出ていませんが、個人的な情報となります。
その理由を私なりに上げていきたいと思います。
運送業の給料安い
引用:最新版!40歳年収「64業界別」ランキング | 賃金・生涯給料ランキング | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
業界の平均値が500万円と、見ての通り54位。
1位はコンサルティングの1,316万円
2位は総合商社の1,232万円
大規模、中規模、小規模では当然ながら差があり、平均値とはかけ離れた数字となります。
そもそもこの500万円も盛りすぎじゃない?
こんな低賃金では、離れてしまいますよねー。
バブル期は月100万なんて給与もあったらしいですが、今は微塵もありません…。
運送業の拘束時間長すぎ
2019年4月から『働き方改革』の1つとして、残業時間に上限を設ける規制が実行されます。
しかし、運輸、医師、建設はこの規制に5年かの猶予があり、運輸は5年後の施工後も年960時間の残業と他産業に比べゆるーい規制となります。
現状の拘束時間293時間(320時間)さえも守れていない会社が全体の84%と非常に多く、給与よりも『休日、労働時間、やりがい』を重視する働き手とは、まったく異なる方向になっています。(そもそも給与低すぎだけどねw)
これでは、他産業との差がさらに開くことは明確で、現在のドライバー職の方々も転職を視野に入れるでしょうね。
運送業の休日少なすぎ
毎週日曜年52回+祝祭日年20日の合計72日、これが年間の休日という会社も少なくはないです。
これにプラス隔週土曜年26回がついて、合計98日が妥当なところでしょうか?
98でも少ないうえに休日出勤があればさらに少なくなりますね…。
他産業の平均年120日と比べても大きな差となっています。
運送業の価値が低すぎ
過去記事👆にあるとおり、激務で給料も安い、『価値の低い仕事』という全体的なイメージがついていることは否めません。
底辺職業ってどんな職業?という質問でもやはり出てきていますね。
この業界で働いている私としては、腹が立ちますがしっかり受け入れることは重要ですね。
リスク高すぎ
トラックを運転する職業のため、『事故』と常に隣り合わせであり、自分がけがに合うよりも相手を殺してしまう可能性は非常に高く、リスクが伴います。
トラックの免許をとって「よしドライバーになろう!」と本人がやる気を出してくれても、親戚・友人から事故のリスクを説かれ断念してしまうケースも少なくはないです。
当然、内勤の職種に比べればリスクは高いことは否めません
1日中ウロウロして電話も引っ切り無しに掛かってくる営業職の方が。事故リスク高そうだけどなぁ…。
まとめ
運送業を簡潔にまとめると
「給料が安いくせに働く時間が長いし社会的イメージが悪すぎてやってられるか!」
こんな感じになるでしょうね。
自分で書いてて腹立つわー。全部改善して入りたい会社にしてやろうじゃないか!