普通車の自動運転はかなり進んでいる
一概に自動運転といっても、どこまでは自動かによってそのレベルが変わり、日本政府や米国運輸省道路交通安全局では以下のようなレベルを定義している。
中国では自動運転の開発に国もかなり力を入れているようで、世界でも最先端を行っているようです。実際に中国に住む友人も自動運転に関わらずIT技術はめちゃめちゃ進んでいて日本など足元にも及ばないんじゃないか?とも聞いています。
現在一番進んでいると思われる中国ではレベル3.5くらいでしょうかね。
量産体制に入るようですが乗るのはちょっと怖いね…。
日本は世界的に見ると少し遅れをとっているようですが、日産自動車が公道テストを行った動画を見ると遅れている感じはありません。
昔アニメや映画で見たこれも近いうちに実現しそう…?
トラック自動運転導入はいつ?
Googleや中国企業の中国第一汽車集団など多くの企業が開発に向けてしのぎを削っている状況ですが、普通車に比べ開発は進んでいません。
ロサンゼルスからフロリダ州ジャクソンビル約3,862kmの走行実験の成功や、日本では浜松サービスエリアから遠州森町パーキングエリア約15kmを3台の隊列走行実験に成功したと話題にはなっていますが全体的なレベルは2~2.5程度で、まだまだ本格的な自動運転といきません。
レベル4も?
国内初のレベル4デモ走行が行われたようですね。
隊列走行まではスムーズにいきそう
トラックの自動運転は高速道路を使用した長距離輸送(隊列走行)をメインに開発が進んでいて、この部分では本格的な導入が2~3年以内には期待できそうです。
この隊列走行が実装される見通しが経つ頃には、高速道路の至るところへ物流倉庫ができることでしょう。
仮に3台の隊列走行で800kmの長距離輸送をした場合に人件費が3分の1に加え、ドライバーの質によって上下の激しい燃料費も削減できることから人手不足に悩まされる運送業界にとって少しでも早く本格導入してもらいたいですね。
問題点も
導入に伴って高速道路の整備や法規制もかなり必要ではないか?(労働基準法はトラック運転者が適用?など)
事故やトラブルの対処は絶対に必要で、そのためのドライバー教育はどうするのか?
よく問題にあがることとして現在の長距離輸送ドライバーが職を失うのではないか?と聞きますが、個人的には現在不足している地場運送(近・中距離)に流れていくのではないかと思っています。
一般道での導入はほど遠いから安心できない
これは個人的な意見ですが、高速道路の隊列走行については問題はあるにしろ本格導入も近いと思います。
しかし、一般道の自動運転トラックについてはほぼ情報がなく開発は止まっているといっていいかもしれません。
小口配送や4~10トン車の近・中距離輸送など複雑な一般道を通る仕事では年々人手不足の声が上がり、拘束時間・労働時間の関係から新たな働き手がいない状況で、これから先さらに高齢化が進みドライバー不足は避けられません。
行政も重い腰をあげて対策をしていますが、自動運転は業界の一部にしか過ぎないことを理解し、もっと本格的な対策をして将来的なドライバー不足解消に尽力していただきたいと願います。