約1か月と、久しぶりの記事となりました。ヨジチチでございます。
同業他社の方の一部を除いて今も厳しい経営状況かと存じますが、ドライバーやその家族、お客様に『ありがとう』と言ってもらえる会社にしたいものですね。
しかし、雇用の面では『全業種より2割安い給与』、『全業種より2割多い労働時間』
売上や経費の面では『運送料金の横ばい、減少』、『燃料の高騰』
ここをなんとかしたいのは共通の認識としてあるでしょうが、実際はかなり難しいといえるでしょう。
ここを解消する手段として何を思い浮かべるかは企業により違いますが、私個人としては『高付加価値』ではないかと考えています。
運送業の付加価値
簡単に説明すると全く同じモノやサービスを扱っている企業なのに、わざわざそこの会社を選びたいと思える理由が付加価値です。
これは価格、接客、スピード、認知度など色々な要素がからんできます。
詳細は⇩を確認して下さい。
製造業では企業規模によって付加価値の差が約2倍と大きく違いますが、運送業ではこの差が約1.18倍と非常に小さいです。
ここには労働集約型産業である運送業の人件費割合が高く、人の手を使うことが多いことがあります。
完全自動運転になるようであれば改善されるかもしてませんが、まだ先になりそうです。
運送業の長い歴史の中で10台の企業と500台の企業でも付加価値が1.18倍しか差が出ていない業界であるということは先人達が考えたけど見つからなかったということです。
『ここに打開策が必ずあるはずだ!』と私個人は思っていますが、この話を同業他社にすると大体バカにされますw
運送業は儲からない業種と思い込んでる
以前の記事でも書いたように今後10年は厳しい状況が続くと私も感じています。
そこから好転しある程度上向き、儲かる企業も多く出てくるでしょうが、これはあくまで社会の流れに乗っただけで『ただのモノを運ぶ会社』には変わりありません。
その10年の間にも、その他大勢の運送会社ではドライバーも辞め、採用もできなくなり、そもそも上向きになるまでもたない可能性もあるでしょう。
これを理解しているはずなんですが返ってくる言葉は「無理」、「出来ない」のニュアンスが多い。
今まで考えて答えが出なかったから諦めたのかもしれませんが、なんか寂しですね。
そういう私も答えが出せていない
まぁこんなこと言ってる私もいまだに答えが出せていませんw
- 他では真似出来ない細かい作業をする。
- 荷主企業または社員に必要なサービスを加える。
- 社員教育で社員レベルを上げる。
どれもパッとしないのが現状ですが、『1万円高くてもあなたの会社に頼みたい!』と思われる企業にありたいですね。